元NICU看護師で現妊婦ちょこの【新生児期】母乳育児ブログ。

NICU勤務看護師として勤めていた私ちょこが、妊娠中での母乳育児の準備や新生児の時の母乳育児について今までの知識と体験談を元に書いていきます☆母乳育児や赤ちゃんについてはNICUにいた分知っている事も多いので、持っている知識と実際に自分が母乳育児をする上での違いなども書いていけたらいいなと思います(*'ω'*)

扁平乳頭の割合って?授乳のコツについても

扁平乳頭見出し


自分の乳首が吸いやすいかどうかなんて妊娠するまではあまり考えたことがなく、興味がなかったという方は案外多いのではないでしょうか。

妊娠してから自分の乳首はちゃんとした長さがあるのかなと思った人も多いはずです。

 

私は、NICUに勤めていたということもあり、入職当時からたくさん直接授乳の介助を

行なってきました。

その中で色々な乳首の形を見てきました。

そして、自分の乳首を確認すると、平らだなということに気がつきました。

働いているときは漠然と「おっぱいをあげるの大変かもしれないなあ」と思っていただけだったのですが

妊婦になった今、扁平乳頭でも母乳育児ができるようになるのはどうしたら良いのか

考えました。

 

そこでこの記事では

・扁平乳頭ってそもそも何?

・どのくらいの人が扁平乳頭なの?

・抱きかたなど気にしなくちゃいけないことはあるの?

 

など、不安に思っている方に読んでもらえたらと思います。

 

扁平乳頭の割合とは?どのくらい?

扁平乳頭割合

扁平乳頭とは

乳頭の大きさは標準的ですが、乳頭の長さが短い(約5mm以下)ことを言います。

赤ちゃんにとって、口の奥まで乳頭を引き込みにくく、くわえにくいです。

しかし、上手にくわえられれば、正常の乳頭と変わりなく授乳することが可能です。

扁平乳頭の割合

扁平乳頭の人の割合を調べましたが、出てきませんでした。

しかし、私が直接授乳の介助を行なっていたときは扁平乳頭の方の介助についたことも

多くありました。

決して少なくはないという印象でした。

 

ちなみに陥没乳頭は10人に1人だそうです。

 

 

扁平乳頭の授乳のコツは?ポイント紹介!

扁平乳頭の授乳のコツ

一般的な授乳の時の姿勢(ポジショニング)

・横抱き

よく見られる授乳スタイルです。

赤ちゃんを胸の高さで抱き、赤ちゃんとお母さんのお腹が向き合って密着している状態です。

飲ませる乳房と同じ側の腕で赤ちゃんの体を抱き支え、反対側の手で乳房を支えます。

 

・交差抱き

授乳する側と反対のお母さんの手のひらと腕で赤ちゃんの肩甲骨周辺を支え、指は赤ちゃんの耳の後ろに添えます。

授乳する側の手で乳房を支えて、飲ませます。

赤ちゃんがしっかりと吸い付いて、飲み出せば、手を入れ替えて横抱きにしても大丈夫です。

 

・脇抱き

授乳する側と反対側の手で乳房を支え、赤ちゃんの足が授乳する側のお母さんの脇の下を通り、背中に来るようにする。

授乳する側のお母さんの手のひらと腕で赤ちゃんの肩甲骨周辺を支え、指は赤ちゃんの耳の後ろに添える。

 

・縦抱き

お母さんの太ももに赤ちゃんを乗せ向かい合わせの状態にします。

乳首をくわえやすい位置で授乳できるので、低体重で生まれた赤ちゃんに適しています。

扁平乳頭の授乳のコツ

扁平乳頭の人は、赤ちゃんが乳首を上手にくわえてくれることが大切になってくると考えます。

生後2〜3日も経つとおっぱいはカチカチ張ってきます。

その時に乳頭が短いとツルッと滑ってうまくくわえさせることが困難になってきます。

なので、上手にくわえてくれるコツとして、

抱きかたは「交差横抱き」か「縦抱き」がオススメ

・何度も滑ってしまうようであれば、乳頭を赤ちゃんの口に合わせて少し押しつぶしながらくわえさせる

 のが良いのではないかと思います。

 

これでも上手にくわえさせられない、吸わせられない場合はニップルシールドという

乳頭保護器もあります。

このことにつては仮性陥没乳頭の記事で詳しく書いていきますね。

 

 

今回のまとめ

この記事では、扁平乳頭の割合や、授乳のコツについてまとめました。

扁平乳頭でもあっても、色々と工夫することで、母乳育児を諦めることなく頑張れそうですね。

私も扁平乳頭ですので、諦めずに母乳育児をかんばっていきたいと思っています。