以前にもお伝えした通り、私は扁平乳頭(仮性陥没乳頭かも)です。
妊娠中にできることといえば、乳頭マッサージを行って、
乳首が少しでも出るように、吸いやすくなるようにと私自身も努力をしていますが、
痛みもありなかなか思い通りにはいかないことも多いですよね。
私は以前、NICUに勤めていたということもあり、多くのお母さんの直接授乳を介助してきました。
やはり扁平乳頭のお母さんは乳首を咥えさせるということが難しく、
赤ちゃんが泣いてしまいさらに吸えなくなるという場面を多く目にしてきました。
そこで、少し乳首が吸いにくそうだなと思ったら、無理をせずに乳頭保護器を使っていました。
乳頭保護器を使う前にお母さんに
「ニップルシールドって聞いたことありますか?」
と問うと、知らないや聞いたことないという答えが多く返ってきました。
そこで今回は
・乳頭保護器ってそもそも何?
・乳頭保護器ってどんなものがあるの?
・乳頭保護器を使うことのデメリットってあるの?
など気になる人に読んでもらいたいと思います。
扁平乳頭に保護器のおすすめを3つ紹介!
乳頭保護器とは?
お母さんの乳首が「扁平乳頭や陥没乳頭であり吸いにくそうな時」や
「乳首が切れてしまったり、痛んでしまったりした時」のための乳頭を保護する
シリコンなどでできたものです。
乳首にかぶせて授乳をすることで、乳首にトラブルがあっても授乳を続けることができます。
扁平乳頭や陥没乳頭の方だけでなく、乳首が切れた時にも使えるので、一般的な乳首の方も知っておいても損はないと思います。
乳頭保護器のおすすめ3つ!
乳頭保護器にはサイズがあり、自分の乳首の大きさにもよってサイズを選んでください。
また、ソフトタイプとハードタイプがあります。
ソフトタイプは薄いもので、お母さんの胸にぴったり密着して赤ちゃんが違和感を覚えにくいようです。
キズなどがひどく、痛みが強い場合ソフトタイプだと密着する分痛みも出てきますので、ハードの方が良さそうです。
ここで、私がおすすめする3つの乳頭保護器を紹介します。
・メデラ ニップルシールド
Contact™ ニップルシールド | 母乳育児用品 | Medela
上部分が波型にカッティングされているソフトタイプのものです。
波型の部分が赤ちゃんの鼻に当たるようになっており、そこからお母さんの匂いを嗅げるようになっています。
以前勤めていた病院もこのタイプのものを使用しており、装着した時赤ちゃんの吸い付きが良かったように思います。
・ピジョン 乳頭保護器
こちらはソフトとハード両方あります。
産院ではミルクをあげる時にピジョンの乳首を使っていることが多く、こちらだったら、乳首混乱を起こすことも少ないのかなと思います。
・カネソン ママニップルシールド 乳頭保護器
カネソン 柳瀬ワイチ株式会社|製品情報 授乳用品 ママニップルα
吸い穴(乳孔)部分をY字にカットすることで乳房への密着性を高めています。
こちらは保持しやすいように滑り止めがついています。
紹介した3つの商品はどれも専用のケースが付いているため、外出時に持ち運びもできます。
乳頭保護器を使うことのデメリットは?
乳頭保護器を使うことでおっぱいが吸えるようになるなら嬉しいですよね。
しかし、乳頭保護器を使うことでのデメリットもあります。
まず、おっぱいの上にシリコンカバーするわけですから、うまくフィットしないと赤ちゃんもうまく吸えません。
そして、すぐ外れてしまうので、ニップルシールドに溜まっていた母乳をこぼして無駄にしてしまう可能性もあります。
また、直接授乳と比較するとやはり、乳房を奥まで咥えさせることができず、乳汁の生成にうまく繋がらないのです。
そのため、母乳が減ってしまう可能性もあります。
また、乳頭保護器をやめたいと思っていても、赤ちゃんがそれに慣れてしまうとそれを装着している時にしかおっぱいを吸わなくなってしまう可能性もあります。
乳頭保護器を辞めたいなと思った時はいきなり辞めるのではなく、
泣いている時はニップルシールドを使用し、少し落ち着いてきたところで、
直接おっぱいを吸わせてみるということがいいのかもしれません。
今回のまとめ
今回は乳頭保護器についてまとめました。
私も出産後、使用する可能性が高いのではないかと思っています。
乳頭保護器を使用する、使用しないはご自身で決めてもらっていいと思いますが、
こういったものがあるものだというのは知っておいても良いと思います。
私自身、直接授乳ができるのであれば、こういうものに頼ってもいいかなあと思っているところです。
今後、使うことになったら、使用した感想も書いていきますね。