心配が尽きない妊娠初期を乗り越え、安定期と言われている妊娠中期に突入しましたね。
妊娠してから、ご自身にたくさんの体の変化があったと思います。
私自身も、胸の張り、胸のかゆみなど…驚くことがありました。
特に胸の張りが著しかったのですが、特に気にせず妊娠後期に突入してしまいました。
今、妊娠中期から知っておけば少しは対策できたのかなと思います。
なのでこの記事では、
・妊娠中期にどういった胸の変化があるのか?
・胸の張りにマッサージしていいの?
・胸の赤みやかゆみは大丈夫なの?
と妊娠中期の胸の変化に心配事がある方にぜひ読んでもらいたいと思っています。
妊娠中期の母乳の産生の準備
妊娠すると母乳を生成するホルモンが(プロラクチン)が大幅に増加します。
その量は妊娠後期にもなると非妊時の20倍ほどと言われています。
また妊娠中は他のホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)とともに、乳腺の発達も助けます。
妊娠にともなって増加したホルモンの作用を受け、乳房も大きな変化を遂げます。
まず、乳腺の乳管とやばれる部分が枝分かれします。
枝分かれした先で小葉と呼ばれるものを増やし、さらにその小葉の中でも新たな小管が突出して乳腺胞の数を増やしていきます。
さらに乳腺胞を取り囲む上皮細胞が増殖、活性化して乳腺胞と小管包み込みます。
また、乳腺組織の発達に加え、妊娠中は循環する血液量が増えることもあります。
以上のことから乳房は大きく、重たくなっていきます。
妊娠中期の胸の張りにマッサージは?
妊娠16週頃から母乳を分泌するために乳腺組織の発達が本格化し、乳房が驚くほど大きくなります。
妊娠前と比較すると2倍近く大きくなる人もいるほどです。
前にも述べた通り、母乳を出すための準備を妊娠期から行なっているため、乳房の変化が大きいのです。
そのため、痛みや胸の張りが出てくることもあります。
しかし、乳房のマッサージは子宮を収縮させるホルモン(オキシトシン)が出てしまうため、あまりオススメはしません。
妊娠中期に胸が張ってつらいなと感じることがあれば下着を変更することが一番ではないかと思います。
私の場合は中期に入り、乳房が大きくなり、苦しかったのでマタニティインナーを着用していました。
きつめの下着は乳房を締め付けます。
乳房を締め付けると血行が悪くなり、乳腺の発達を妨げることになります。
また、圧迫を受けることによって乳管が屈曲しやすく、授乳の際にスムーズに母乳を出すことができません。
後期に向かうにつれて乳房はさらに大きくなりますので、それを見越して購入することをオススメします。
妊婦の胸の赤みやかゆみって?原因はなに?
これまで述べてきた通り、妊娠期に乳房は大きくなります。
それに伴って皮膚が伸展するためにかゆみや赤みなどが発生します。
また、このかゆみは乾燥によってひどくなったりするものですから、乾燥を防ぐことが一番かなと思います。
私自身、妊娠中期から、妊娠線予防のクリームを乳房にも塗っていました。
かゆみがあまりにもひどい場合には医師に相談し、軟膏など塗るのがいいと思います。
また、妊娠中期から乳房から白色や黄白色の分泌物が出る人もいます。
これをそのまま放っておくとかゆみの原因にもなりますので、優しく拭き取りましょう。
何よりも清潔に保つことが一番なのです。
今回のまとめ
今回は妊娠中期の胸の張りやマッサージ、胸のかゆみなどについてまとめました。
妊娠してから体の変化が多く戸惑うことも多いと思います。
お母さんになるために、身体は準備を始めています。
焦らず、自分の身体と向き合って、少しでも無理なく妊娠生活を過ごしていきたいものですね。