「母乳が出る」かどうかは妊娠期からもとても気になりますよね。
母乳で育てたいけど、出なかったらどうしよう…なんて私自身も思います。
また、出産後も母乳育児がうまく軌道に乗らないなんてことも多くあります。
この記事を読んで欲しいのは…
・ できれば完全母乳で育てたい
・ 母乳がよく出る人と出ない人の差が知りたい
・ どうしたら母乳が出るようになるのか知りたい
そんなあなたに母乳の出が良くなる方法や母乳にとって良いこと、悪いことについて記事をまとめてみました。
母乳の出が悪い人っているの?
医学的に「母乳が出ない」と診断される人は全体の5〜6%しかいないと言われています。
ですからほとんどの人が母乳育児ができるのです。
しかし、地域差にもよりますが、完全母乳で育てている割合は生後1ヶ月の時点で3〜4割ほどです。
それは「自分はおっぱいが出ないんだ」と諦めてしまう人が多いからです。
母乳がよく出る・出ないは大きな個人差があります。
しかし、母乳が出る素質を持っていたとしても、それをうまく発揮できなければ意味がありません。
また、何回も吸わせることで脳が母乳が必要なんだと判断し、母乳を生成してくれます。
母乳の出をよくするには?
母乳は「白い血液」です。
まずは血液量を増やすためにも水分は多く摂取しましょう。
私が以前働いていた病院ではできれば1.5〜2Lくらいは水分を摂取して欲しいとお伝えしていました。
血液ですから、体も温め全身の血流をよくすることも大切です。
よく、おっぱいだけ温める人がいますが、体全体、特に足を温めるようにしましょう。
また、乳脂肪分の多い食品は母乳が詰まってしまいますから、適度に摂取するのが良いと思います。
そして何よりも大切なことはストレスを溜めないことです。
ストレスを感じることで母乳を押し出すホルモン(オキシトシン)は減少してしまいます。
母乳が出ないことについてストレスを感じ、自分を責めてしまうお母さんもいます。
そういった時、母乳に固執するのではなく、量が少ないなと思ったら混合栄養にすることも一つの手だと思います。
母乳は栄養面や免疫面など多くのメリットがありますが、何よりも赤ちゃんを成長させることが一番大切なのではないでしょうか。
その吸わせ方は正しい?上手なおっぱいの吸わせ方!
一般的に母乳は産後2〜5日で出てくるようになります。
そこから1〜2週間ほどは赤ちゃんの吸う量によって母乳の量がどんどん増えていく時期になります。
つまり、母乳を作る工場の元の大きさを決める大切な時期なのです。
なので一番は泣いたらおっぱいを吸わせるということが大切になってきます。
しかし、この時期に上手におっぱいを吸わせられないお母さんが多いように思います。
上手なおっぱいのあげ方としては
・乳輪が隠れるほど赤ちゃんの口は大きく開いているか
・赤ちゃんの唇が外側にめくれているか(アヒル口みたいになっているか)
・吸っている時に音は鳴っていないか
(音がなっていると空気がうまく吸い付いておらず、陰圧がかからなくなっています。)
を意識してあげてみてください。
赤ちゃんが泣きすぎるとおっぱいをうまく捉えられないことがあります。
そういった時は一度なだめてからおっぱいをあげてみてください。
それでも難しい場合は、少しミルクを飲ませてからおっぱいを吸わせてみても良いと思います。
また、赤ちゃんは、賢いため、吸っているうちにどんどん浅のみなってくるときもあります。
そういった時は一回おっぱいを外してからもう一度吸わせてみてください。
浅のみが続くと乳頭が切れてしまい、授乳することが苦痛になってしまいます。
今回のまとめ
今回は、母乳の出がいい人についてまとめました。
多くのお母さんが母乳が出る・出ないを他人と比べがちです。
母乳は多くのメリットがあります。
全部大切なことですが、自分の母乳で育てたい、赤ちゃんを愛おしいと思う気持ちが一番大切なのではないでしょうか。
あまり、気負いせず、ストレスを溜めずに母乳育児頑張りたいですね。