元NICU看護師で現妊婦ちょこの【新生児期】母乳育児ブログ。

NICU勤務看護師として勤めていた私ちょこが、妊娠中での母乳育児の準備や新生児の時の母乳育児について今までの知識と体験談を元に書いていきます☆母乳育児や赤ちゃんについてはNICUにいた分知っている事も多いので、持っている知識と実際に自分が母乳育児をする上での違いなども書いていけたらいいなと思います(*'ω'*)

妊娠後期の分泌液って?母乳なのかについても

分泌物

妊娠後期になり、乳垢を取ったり、乳頭マッサージを始めたという人も多いのではないでしょうか。

私は、扁平乳頭であるため、主に乳垢をとるついでにマッサージをしています。

たまに胸が張るので、少し乳房のマッサージもしてると、

乳首からうっすら白い母乳のようなものが出てきました。

私みたいにマッサージしていたら母乳のようなものが出てきたという人や

何もしなくても母乳のようなものが出ているとういう人もいるかと思います。

 

そういった時、

・この母乳みたいなものは母乳なのか、違うのか

・母乳だとしたら、妊娠中に出て良いものなのか

・拭き取って良いものなのか

と疑問に思う人も多いかと思います。

私もどういったものなのか成分や分泌物の正常など気になりました。

なので、分泌物が出て、心配だと思う方に読んでもらえたらと思います。

 

妊娠後期の分泌液って?正常なのかも見分けるポイント

妊娠後期の分泌物

妊娠中期以降は乳汁の分泌機能が整えられていきます。

妊娠16週頃には初乳の分泌は始まっているのです。

 そして、妊娠後期には、乳腺実質の細胞が増殖し、乳腺房の中に早期の初乳が貯留されます。

また、乳房が発達するほかに、妊娠中には乳汁を産生するホルモン(プロラクチン)が増加します。

ですから、妊娠中も乳頭マッサージなどを行なっており、乳管が開通し始めれば、分泌物が出ることもあります。

しかし、妊娠中は胎盤から多量に分泌されるホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、hPL)により

このプロラクチンというホルモンの作用は抑制されます。

よって、妊娠中は本格的な乳汁の分泌は起こりません。

出産後に胎盤が出ることによって、プロラクチンの作用が働き始め本格的に母乳を産生することになるのです。

 

分泌物の正常なのものは、薄い白色だったり、薄い黄色いものだったりします。

分泌物に鮮血が混じっているとすれば、マッサージを強くやりすぎてしまい、

乳首が切れている可能性もあります。

 

妊娠後期の分泌液は母乳なの?成分を紹介!

分泌物成分

分泌物の成分について紹介!

先ほどにも述べた通り、妊娠16週頃から初乳の分泌は始まっています。

初乳の分泌は始まっていますが、母乳とはまた少し異なる成分のようです。

初乳は赤ちゃんにとって免疫面でとても優れているものです。

なので、妊娠中に分泌物が出て無駄にならないか心配になるお母さんもいるようですが、

分泌物と初乳は成分が異なりますし、初乳は産後2日目までに出るものです。

 

分泌物が出ると母乳の出は良くなるの?

この分泌物が出るからといって、出産後母乳の出がいいかというとそういうわけでもないようです。

逆に言えば、妊娠中に分泌物が一切出なかったという人でも完全母乳で育てたということもあります。

分泌物が出た際には、そのまま放置すると皮膚トラブルの原因にもなりますので、

しっかり拭き取って、清潔に保つことが一番のようです。

 また、分泌物が出ると乳垢も溜まりやすくなりますので、それも定期的にとることも大切だと思います。

 

今回のまとめ

 今回の記事は妊娠中に出る分泌物についてまとめました。

 分泌物が出るといよいよ母親になる準備をしているのかなと少し嬉しくなりますよね。

分泌物が全く出ないという方も心配ありません。

やはり、母乳の分泌をよくするためにはやはり、産後いかに吸わせるかということが

大切になってくると思います。

妊娠中はあくまで準備期間ということですので、乳頭マッサージや体を冷やさないなど

できることを体調に合わせてやっていきましょう。